科学ニュース+板 (18/106)
ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)が絶滅した原因は、現生人類(ホモ・サピエンス)との異種交配だったという研究結果が発表された。
研究チームは次のようなシナリオを描いている。寒冷化する気候をしのぐため、ネアンデルタール人は遠くへと旅を続けた。そして、現生人類と出会い、交配が増え、混合種が生まれるようになる。
遺伝子混合が何世代にもわたると、個体数が圧倒的に少ないネアンデルタール人のゲノムはしだいに減り、現生人類の中に吸収されていった。
研究チームの一員でアメリカにあるアリゾナ州立大学人類進化・社会変化学部の考古学者マイケル・バートン氏は、「異種間の遺伝子流動が進むと、どちらか一方の種が明確なグループとして識別できなくなり、消え去る場合がある」と話す。
◆当然の成り行き
ネアンデルタール人はおよそ3万年前に絶滅したと考えられている。その原因は、「現生人類とは異なり、寒冷化する世界に適応できなかったから」という説がある。
しかし、「氷河期が始まったとき、ネアンデルタール人は現生人類と同じように対応した。食料やその他さまざまな資源を求めて行動範囲を広げていったのだ」とバートン氏は述べる。移動範囲が広がると、遠くのほかの種と接触する機会も増える。「考古学的なデータによると、ユーラシア大陸では、氷河期の進行に伴い異種間の接触が増えていたようだ」。
残された資源を巡って互いに遭遇する機会が増え、交配も頻繁になっていった。バートン氏は、「交配が進むのは"当然の成り行き"だ。科学では最もシンプルな説明が求められる」と話す。
異種交配の増加による影響を計測するため、バートン氏の研究チームは、ネアンデルタール人1500世代にわたるコンピューターモデルを開発した。
分析の結果、「現生人類による遺伝子汚染のために絶滅した」と判明。この説は以前から唱えられており、今回は最新技術による補強に成功した。
(本文>>2以降に続く)
▽画像 DNA情報に基づき復元されたネアンデルタール人の女性。 Photograph by Joe McNally
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/neanderthal-genome_5619_big.jpg
▽記事引用元 National Geographic News(November 28, 2011)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111128001&expand#title
▽Human Ecology「Modeling Human Ecodynamics and Biocultural Interactions in the Late Pleistocene of Western Eurasia 」
http://www.springerlink.com/content/n0660313k3005831/
▽関連スレ【古人類】旧人化石とされていたものに欧州最古の現生人類化石が含まれていたことが判明 現生人類とネアンデルタール人数千年共存か
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1320418834/
研究チームは次のようなシナリオを描いている。寒冷化する気候をしのぐため、ネアンデルタール人は遠くへと旅を続けた。そして、現生人類と出会い、交配が増え、混合種が生まれるようになる。
遺伝子混合が何世代にもわたると、個体数が圧倒的に少ないネアンデルタール人のゲノムはしだいに減り、現生人類の中に吸収されていった。
研究チームの一員でアメリカにあるアリゾナ州立大学人類進化・社会変化学部の考古学者マイケル・バートン氏は、「異種間の遺伝子流動が進むと、どちらか一方の種が明確なグループとして識別できなくなり、消え去る場合がある」と話す。
◆当然の成り行き
ネアンデルタール人はおよそ3万年前に絶滅したと考えられている。その原因は、「現生人類とは異なり、寒冷化する世界に適応できなかったから」という説がある。
しかし、「氷河期が始まったとき、ネアンデルタール人は現生人類と同じように対応した。食料やその他さまざまな資源を求めて行動範囲を広げていったのだ」とバートン氏は述べる。移動範囲が広がると、遠くのほかの種と接触する機会も増える。「考古学的なデータによると、ユーラシア大陸では、氷河期の進行に伴い異種間の接触が増えていたようだ」。
残された資源を巡って互いに遭遇する機会が増え、交配も頻繁になっていった。バートン氏は、「交配が進むのは"当然の成り行き"だ。科学では最もシンプルな説明が求められる」と話す。
異種交配の増加による影響を計測するため、バートン氏の研究チームは、ネアンデルタール人1500世代にわたるコンピューターモデルを開発した。
分析の結果、「現生人類による遺伝子汚染のために絶滅した」と判明。この説は以前から唱えられており、今回は最新技術による補強に成功した。
(本文>>2以降に続く)
▽画像 DNA情報に基づき復元されたネアンデルタール人の女性。 Photograph by Joe McNally
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/neanderthal-genome_5619_big.jpg
▽記事引用元 National Geographic News(November 28, 2011)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20111128001&expand#title
▽Human Ecology「Modeling Human Ecodynamics and Biocultural Interactions in the Late Pleistocene of Western Eurasia 」
http://www.springerlink.com/content/n0660313k3005831/
▽関連スレ【古人類】旧人化石とされていたものに欧州最古の現生人類化石が含まれていたことが判明 現生人類とネアンデルタール人数千年共存か
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1320418834/
2:一般人φ ★ 2011/11/29(火) 00:31:52.05 ID:??? << 1
>>1続き
◆交配による絶滅
遺伝子汚染が種の絶滅を引き起こすことはよく知られており、動物でも植物でも当てはまる。
「ある種が何らかの理由によって近縁種と交流を始め、それが活発化すると絶滅につながる場合がある。
片方の個体数が圧倒的に少ない場合は特に可能性が高い」とバートン氏は説明する。「保全生物学では、
これを"交配による絶滅"と表現している」。
◆エモノを探す男性
ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所の古人類学者ベンス・フィオラ(Bence
Viola)氏は、今回の研究を受けて次のように話す。「"異種交配はそれほど進んでいなかった"というモデル
もあるが、今回の研究結果は非常に興味深い。やはり、異種交配は頻繁だったと考える方が妥当だろう。
現生人類の男性がネアンデルタール人の女性に出会ったら、必ず交配を試みたはずだ」。
研究チームのバートン氏は、ほかの人類種や人類の祖先種も異種交配で絶滅したと考えている。「ただし、
その遺伝子は消え去ったわけではない。おそらく文化も個体数の多かった狩猟採集民の中に融合していったのだろう」。
フィオラ氏は、「異種交配は"原因の一つ"ではあったと思うが、唯一とは考えられない」と指摘する。
「ネアンデルタール人が姿を消したおよそ3万年前には寒冷化が始まり、肉体的に乗り越えるのは難しかったと
考えられる。また、アフリカからやって来た現生人類がある種の病気を持ち込み、それに対する免疫がなかった
可能性もある。このような点は、従来の考古学的手法で検証することが非常に難しい。コンピューターモデルは
さまざまなアイデアを吟味する上で有益なツールだ」。
今回の研究成果は、「Human Ecology」誌12月号に掲載される。
(以上本文引用ここまで)
◆交配による絶滅
遺伝子汚染が種の絶滅を引き起こすことはよく知られており、動物でも植物でも当てはまる。
「ある種が何らかの理由によって近縁種と交流を始め、それが活発化すると絶滅につながる場合がある。
片方の個体数が圧倒的に少ない場合は特に可能性が高い」とバートン氏は説明する。「保全生物学では、
これを"交配による絶滅"と表現している」。
◆エモノを探す男性
ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所の古人類学者ベンス・フィオラ(Bence
Viola)氏は、今回の研究を受けて次のように話す。「"異種交配はそれほど進んでいなかった"というモデル
もあるが、今回の研究結果は非常に興味深い。やはり、異種交配は頻繁だったと考える方が妥当だろう。
現生人類の男性がネアンデルタール人の女性に出会ったら、必ず交配を試みたはずだ」。
研究チームのバートン氏は、ほかの人類種や人類の祖先種も異種交配で絶滅したと考えている。「ただし、
その遺伝子は消え去ったわけではない。おそらく文化も個体数の多かった狩猟採集民の中に融合していったのだろう」。
フィオラ氏は、「異種交配は"原因の一つ"ではあったと思うが、唯一とは考えられない」と指摘する。
「ネアンデルタール人が姿を消したおよそ3万年前には寒冷化が始まり、肉体的に乗り越えるのは難しかったと
考えられる。また、アフリカからやって来た現生人類がある種の病気を持ち込み、それに対する免疫がなかった
可能性もある。このような点は、従来の考古学的手法で検証することが非常に難しい。コンピューターモデルは
さまざまなアイデアを吟味する上で有益なツールだ」。
今回の研究成果は、「Human Ecology」誌12月号に掲載される。
(以上本文引用ここまで)
42:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 03:17:34.49 ID:STcnroDm << 45
45:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 03:56:28.04 ID:UsJW3muY
7:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:37:02.42 ID:+BfZBT94 << 14
ネアンデルタール人でさえ交配しているというのに
お前らときたら・・・・
お前らときたら・・・・
14:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:46:57.40 ID:oLQBe7tR
10:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:38:50.11 ID:E6paM8bY << 11 41
悩んでるタール人
41:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 03:08:06.97 ID:3FFAFOc0
15:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:50:29.31 ID:6BtU9Y4l << 17
それで交雑したネアンデルタール人のミトコンドリアDNAはどこへ行った
あるいはデニソワ人のミトコンドリアDNAでもいい
あるいはデニソワ人のミトコンドリアDNAでもいい
17:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:55:20.12 ID:wJj1NFuP
16:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 00:51:18.41 ID:01ZtIb1/ << 43
ロバートJソウヤー
「ハイブリッド」
思い出した
「ハイブリッド」
思い出した
43:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 03:22:21.03 ID:GLX3ijNe
>>16
おれも
おれも
50:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 04:51:24.93 ID:saZmjFvR << 52
遺伝子を見ればアジア人が一番古い。
ここでいう古いとは、それだけ一つの遺伝情報を保ち続けたことであり
刻まれた遺伝子に継続的に改良がかさねられてきた種であり
つまり、新しさを意味する。
新種は遺伝情報保持の歴史が浅く、つまりまだまだ改良途上といえる。
白人が動物的なのは自明。
ここでいう古いとは、それだけ一つの遺伝情報を保ち続けたことであり
刻まれた遺伝子に継続的に改良がかさねられてきた種であり
つまり、新しさを意味する。
新種は遺伝情報保持の歴史が浅く、つまりまだまだ改良途上といえる。
白人が動物的なのは自明。
ココに専門家のヒトが居たらマジききたいのだけど、
今のホモサピエンスがアフリカを旅立ったのが約7万年前だろ
それから比較的短期間で全世界、南米の先っぽまで広がったらしいけど
なんで、ヨーロッパ白人は日本にこなかったんだ??
(ポルトガル人が種子島に来るまで)
確かにヨーロッパと日本は遠いけど
何万年もヨーロッパ人が日本に来たことが無いとは信じられない
今のホモサピエンスがアフリカを旅立ったのが約7万年前だろ
それから比較的短期間で全世界、南米の先っぽまで広がったらしいけど
なんで、ヨーロッパ白人は日本にこなかったんだ??
(ポルトガル人が種子島に来るまで)
確かにヨーロッパと日本は遠いけど
何万年もヨーロッパ人が日本に来たことが無いとは信じられない
78:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 10:52:04.36 ID:8MHrGvzW
>>74
アフリカ出発したときはベーリング海峡は地続きだったから
アメリカ大陸に渡れた
その後大陸は別れて、海を横断しなければ行けなくなったので
移動できなくなった
日本列島もユーラシアと地続きだったから渡れた
また移動するにはそれなりの理由があるが
(環境が過酷とか食料ないとか天敵がいるとか)
ヨーロッパに定住したやつらは特に移動する理由がなかったんじゃない?
まあその中でも多少は移動してるが
アフリカ出発したときはベーリング海峡は地続きだったから
アメリカ大陸に渡れた
その後大陸は別れて、海を横断しなければ行けなくなったので
移動できなくなった
日本列島もユーラシアと地続きだったから渡れた
また移動するにはそれなりの理由があるが
(環境が過酷とか食料ないとか天敵がいるとか)
ヨーロッパに定住したやつらは特に移動する理由がなかったんじゃない?
まあその中でも多少は移動してるが
97:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 15:10:59.41 ID:6BtU9Y4l
>>74白人のあの高い鼻と白い肌のままで
ユーラシア中部の苛酷な環境を乗り越えて
古代人類が来られる筈がない
何十世代も経過して来るまでに数千年は掛かるし
それまでに南方経由なら色黒になり鼻の穴も広がる
北方経由なら平らな低い鼻になり目も小さくなる
何より、そこに別の旧人であるデニソワ人がいて
彼らと混血したから、アジア人はこんな容姿になったのだ
ユーラシア中部の苛酷な環境を乗り越えて
古代人類が来られる筈がない
何十世代も経過して来るまでに数千年は掛かるし
それまでに南方経由なら色黒になり鼻の穴も広がる
北方経由なら平らな低い鼻になり目も小さくなる
何より、そこに別の旧人であるデニソワ人がいて
彼らと混血したから、アジア人はこんな容姿になったのだ
85:名無しのひみつ 2011/11/29(火) 11:39:33.22 ID:Uc2QwG/W << 107
Homo sapiensの純血種がニグロイドで、
Homo neanderthalensisとの混血種がコーカソイド・モンゴロイドだとするなら、
実は進化の勝者はネアンデルタール系なんじゃないか。
現代のコーカソイド・モンゴロイドは、
ニグロイドよりもネアンデルタール復元図の方に似てると思う。
数十万年間にわたって地球を観察し続けている異星の人類学者なら、
「サピエンスの遺伝子プールに吸収されることで、
ネアンデルタールはサピエンスをネアンデルタール化してしまったのだ」
みたいな記述をするんじゃなかろうか。
Homo neanderthalensisとの混血種がコーカソイド・モンゴロイドだとするなら、
実は進化の勝者はネアンデルタール系なんじゃないか。
現代のコーカソイド・モンゴロイドは、
ニグロイドよりもネアンデルタール復元図の方に似てると思う。
数十万年間にわたって地球を観察し続けている異星の人類学者なら、
「サピエンスの遺伝子プールに吸収されることで、
ネアンデルタールはサピエンスをネアンデルタール化してしまったのだ」
みたいな記述をするんじゃなかろうか。
(>> ソース)
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