2011年9月2日金曜日

【医学】うつ病、血液検査で「ほぼ確実に診断」…広島大

科学ニュース+板 (17/172)

1:おばさんと呼ばれた日φ ★ 2011/08/31(水) 19:04:50.80 ID:??? << 80 92
広島大の山脇成人教授(精神神経医科学)らの研究グループがうつ病の診断に、脳細胞を活性化する
たんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする新しい方法を開発した。

採血から2日後にほぼ確実に診断できるという。うつ病の診断は、医師の臨床所見による主観的判断で
行われているが、客観的な診断が期待できるという。31日付の科学誌プロスワン電子版で発表する。

山脇教授らによると、このたんぱく質は記憶や神経細胞の発達に必要な「脳由来神経栄養因子(BDNF)」で、
うつ病患者の血液中には相対的に少ないことに着目した。

中程度のうつ病で、59〜30歳の男女計20人の血液を採取し、BDNFを作り出す遺伝子の働きを調べた。
その結果、遺伝子が働き出す初期の部分をみると、20人全員の血液で、ほとんど機能していないことを
確認した。山脇教授は「症状の早期発見や投薬治療の効果を調べる指標としても役立つ」と話す。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110831-OYT1T00075.htm

【技術】放射性セシウムを土壌からほぼ全量回収可能になる新技術を開発 産総研

科学ニュース+板 (18/251)

1:TOY_BOx@みそしるφ ★ 2011/08/31(水) 23:49:49.07 ID:??? << 25 42 207 222 232
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は31日、土壌から放射性セシウムのほぼ全量を
回収できる技術を開発したと発表した。汚染土壌に低濃度の酸の水溶液を混ぜてセシウムを
抽出し、微粒子状の顔料に吸着させる。東京電力福島第1原発事故では、外部に放出された
大量の放射性物質による土壌汚染が問題となっているが、この処理技術を活用することで
放射性廃棄物を150分の1に減量できるという。

研究グループは、福島県飯舘村の畑の地中から採取された汚染されていない土壌から
放射性ではないセシウムを除去できれば、同様の方法で放射性セシウムも回収できる
として実験に着手。汚染されていない土と低濃度の硝酸水溶液を混ぜ、圧力容器内で
200度で45分間加熱したところ、セシウムの100%抽出に成功した。温度が半分の
100度でも約60%を抽出できたという。水溶液は繰り返して使える。

さらに第2段階で、水溶液からセシウムイオンだけを取り込む青色の人工顔料
プルシアンブルーを吸着剤に活用。粒径10ナノメートル(1ナノは10億分の1)の
微粒子状に加工して円筒形の装置に詰め、この水溶液を2回循環させたところ、
100%吸着できた。

産総研の川本徹・グリーンテクノロジー研究グループ長は「土壌を傷めなくてすみ、
抽出したセシウムを顔料で吸着できる。コストも安い。企業の協力を得て実証実験を
目指したい」と話している。

▽記事引用元 : 毎日新聞 2011年8月31日 22時27分
 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110901k0000m040119000c.html
産業総合研究所 プレスリリース 2011年8月31日 発表
土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出することに成功
 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2011/pr20110831/pr20110831.html
関連スレ 
【環境】市販の顔料でセシウム汚染水をほぼ100%浄化する技術を開発 東京工大チーム 2011/04/16
 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1302893440/

【古人類】現代人の祖先、ネアンデルタール人やデニソワ人との交雑で免疫力獲得か 米スタンフォード大など

科学ニュース+板 (22/138)

1:一般人φ ★ 2011/08/27(土) 22:17:16.22 ID:??? << 60
 現代人の祖先は、別の人類とされるネアンデルタール人やデニソワ人と交雑することで免疫機能を高めたことが、米スタンフォード大などのチームの研究でわかった。

 人間の免疫の成り立ちに一石を投じる成果で、米科学誌サイエンスに26日発表される。

 研究チームは、ヨーロッパやアジアに広がり、絶滅した古代の人類のネアンデルタール人3体とデニソワ人1体の化石の遺伝情報を解析。免疫機能に重要な白血球の型に関係する部分を、欧州、アジア、アフリカの現代人と比較した。