2011年9月2日金曜日

【宇宙】最も地球に似た太陽系外惑星、第2候補を発見 36光年離れたHD85512bがハビタブルゾーン(生命居住可能領域)と確認

科学ニュース+板 (16/142)

1:星降るφ ★ 2011/08/31(水) 15:27:59.08 ID:??? << 2 30 45 61
最も地球に似た惑星、第2候補を発見
Rachel Kaufman for National Geographic News
August 31, 2011

 地球から36光年離れた場所で新たに見つかった惑星が、これまで確認された中では最も地球に似た太陽系
外惑星である可能性が出てきた。ただし液体の水が存在するかどうかは、地表を覆う雲の割合が決め手に
なるという。

 無味乾燥なHD85512bという名で呼ばれるこの惑星は、ほ(帆)座の方向にあるK型主系列星(KV、橙色
矮星)の周りを回っており、チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)に設置された観測装置HARPS(High
Accuracy Radial Velocity Planet Searcher、高精度視線速度系外惑星探査装置)により発見された。

 HARPSのデータによれば、この惑星の質量は地球の3.6倍で、中心星をめぐるその軌道は、ちょうど表面部に
液体の水が存在するのに適した距離にあるという。液体の水は、われわれの知るような形態の生命が存在する
ための必須条件と考えられている。

 ハーバード・スミソニアン天体物理学センターおよびマックス・プランク天文学研究所に所属し、今回の
研究を率いたリサ・カルテネガー(Lisa Kaltenegger)氏は、「この惑星の距離は、液体の水が存在する
条件をまさにぎりぎりで満たしている」と説明する。

「この距離をわれわれの太陽系に当てはめると、ちょうど金星よりも少し遠いくらいの場所になる」という。
ということは今回発見された惑星が中心星から受け取るエネルギー量は、地球が受けている太陽エネルギー
よりも少し多いことになる。

 しかしカルテネガー氏が率いる研究チームがはじきだした数字によると、この惑星の地表を覆う雲の量が最低
でも総面積の50%を越えていれば、中心星からのエネルギーを宇宙にはね返し、過熱を防ぐことができるという。

 地球の平均雲量は60%であり、HD85512bについて条件とされた50%という数字も「無理な想定ではない」
とカルテネガー氏は述べている。

 言うまでもなく、水蒸気でできた雲が生まれるためには、地球と似た大気の存在が必要だ。現在の観測機器
では、この距離にある惑星の大気組成を測定することはできない。

 惑星形成モデルに基づくと、質量が地球の10倍を超える惑星の場合、その大気の主成分は水素とヘリウムで
あると推定されると、カルテネガー氏は説明する。HD85512bのようにそれより質量の小さい惑星の場合は、
窒素と酸素が多くを占める、地球に似た大気を持っている可能性が高まるという。

◆生命居住可能な太陽系外惑星の「有力候補」

 今のところ、水が液体でいられる温度にあるハビタブルゾーン(生命居住可能領域)の中にあることが
確認された太陽系外惑星は、今回で2つ目だ。もう1つの候補とされる惑星、グリーゼ581d(Gliese 581d)も、
以前にHARPSの計測機器を用いて発見されている。こちらは中心星のハビタブルゾーンの外縁ぎりぎりに
位置している。

 さらに別の候補と目される惑星、グリーゼ581gは、発見された2010年当時、最も地球に似た惑星と
称された。しかしこの説をめぐっては常に議論があり、一部の専門家は、この惑星自体が計測異常により生じた
架空の存在ではないかとの見解を表明している。

>>2以降に続く)

▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110831003&expand#title

▽画像  地球型の太陽系外惑星の想像図

Illustration courtesy L. Calcada, ESO

▽arXiv.orgに掲載の論文要旨 "A Habitable Planet around HD 85512?"(全文はPDFでダウンロード可)
http://arxiv.org/abs/1108.3561
2:星降るφ ★ 2011/08/31(水) 15:29:13.55 ID:??? << 1
>>1からの続き)

 テキサス大学アーリントン校で天文学プログラムのディレクターを務めるマンフレッド・クンツ(Manfred
Cuntz)氏は、新たに発見されたHD85512b上を地球外生命体が闊歩しているといった想像をめぐらせるには
さらなる情報が必要だとしつつ、「原理上は有力候補と言える」と語った。

 クンツ氏によれば、その大きさと中心星からの距離に加え、HD85512bは生命を育むために有利な条件を
もう2点備えているという。

 その条件とは、この惑星の公転軌道はほぼ円形で、安定した気候が期待できる点、そして中心星のHD85512が
太陽と比較しても年齢が高く、活動が活発でないという点だ。そのため、中心星からもたらされる電磁気の嵐が
惑星の大気に悪影響を与える可能性も低いものとみられる。

 それだけでなく、この恒星系は形成から56億年が経っているとみられ、原則的には「生命が発生し、進化する
だけの十分な時間がある」とクンツ氏は述べている。一方、太陽系の年齢は約46億年と推定されている。

 現在の有人宇宙飛行の限界を考えると、今のところは人類がHD85512bに足を踏み入れることは難しそうだ。

 しかし、仮に到達したとしても、この惑星の様子は地球とはかなり違ったもののようだ。HD85512bの気候は
蒸し暑いとみられ、重力も地球の1.4倍あると、今回の研究を率いたカルテネガー氏は語っている。

 HD85512bに関する論文は現在Webサイト「arXiv.org」で公開されており、「Astronomy and Astrophysics」誌
にも掲載が予定されている。

(記事ここまで)
30:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 16:23:42.48 ID:iztP2u4B
>>1
質量3.6倍なら、大気圧で液体の水の範囲はずっと広いだろ。

問題は、炭酸ガスを固定するメカニズムが働いたかどうか...だな。
これが働けば、金星ですら水は存在できた。
45:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 16:58:33.06 ID:v3ozYiBK
>>1
>地球から36光年離れた場所

珍しく近いな、それでも今の技術じゃ世代超えた船団でも組まないと行けないんだろうけど
61:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 18:35:57.68 ID:v3ozYiBK << 65
>>1
>重力も地球の1.4倍

完全に住めるじゃないっすか!!!
体重60キロの奴が100キロ程度にしか成らないってことは

別に100キロのデブでも普通に生きられるんだから、全く問題無く住めるじゃん!!
今までの10倍の重力とか、微生物しか住めねーだろって重力と違って始めてまともな星が出てきたな
65:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 19:13:54.27 ID:EnAIHdSv
>>61
60kgなら84kgにしかならん、
俺80kgくらいだからぜんぜん余裕だな。

宇宙船で行く途中に重力ちょっとづつ上げて慣らしていけばまったく問題無さそうだ。
ワープ技術さえあれば・・・
3:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:33:24.35 ID:zlyfatxV << 7 119
36光年って近いですね、自転車で行ったらどのくらいかかりますか?
7:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:42:44.99 ID:hHU3WOp9 << 11 12 34
>>3
ボケようと思ったが、いちおう真面目に計算して見た。
自転車の時速が20kmとして片道20億年ぐらいかかるみたいです。
11:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:47:38.15 ID:rUhayQSs
>>7
人力で加速し続けるんだから、もっと短いんじゃね
12:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:48:47.20 ID:zlyfatxV
>>7
ありがとうございます。
明日から滝に打たれて 念力移動の修行します。
34:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 16:26:53.19 ID:uuZx2TdH
>>7
向こうに着くころには向こうの年齢が76億年だから爆発してお亡くなりになる寸前じゃないだろうね
119:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 23:17:50.35 ID:1T7lsHF1
>>3
36年
19:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:57:00.76 ID:MAfaNnvW << 20 31 87
イオンエンジンで20年ぐらい加速し続ければ亜光速ぐらいまで
いかんのかな?
20:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 15:58:32.99 ID:l/hjCbMZ
>>19
そのネタ飽きた
31:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 16:23:51.45 ID:52PL5GgL
>>19
20年くらいかけて止まるのか
87:名無しのひみつ 2011/08/31(水) 21:38:43.18 ID:FqWTezKK
>>19

減速にも同じだけ時間が掛かることを忘れないであげてください。

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