2012年4月30日月曜日

【考古】現存する世界最古の弦楽器か…青森で出土した縄文の木製品

科学ニュース+板 (20/114)

1:◆SWAKITIxxM @すわきちφφ ★ 2012/04/28(土) 12:25:31.91 ID:??? BE:2265070897-2BP(1056) << 47
 青森県八戸市にある紀元前1000年ごろ(縄文時代晩期)の是川中居遺跡から出土した木製品が、現存する世界最古の弦楽器の可能性があることが、弘前学院大(青森県弘前市)の鈴木克彦講師(考古学)らの研究で28日までに分かった。

 鈴木講師は、弥生時代の登呂遺跡(静岡市)などから出土した原始的な琴と似ていることから「縄文琴」と命名し「日本の琴の原型ではないか」と話している。

 木製品は長さ約55センチ、幅約5センチ、厚さ約1センチの細長いへら型。上部に四角い突起、下部に直径約1ミリの穴や刻みがあるのが特徴。杉かヒバのような材質でできている。

47NEWS(共同)
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042801001119.html
47:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 15:09:35.03 ID:4Nfa+qoK
>>1の写真、上の方の彫刻?部分がいいな
なんか、人が座って向きあってるふうに見える
24:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 13:27:03.14 ID:ATjneT2b << 61
縄文時代だと衣食住だけで必死なのかと思ったが
こんな装飾を施した楽器を作るほど、生活に余裕があったんだな。
61:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 17:21:45.99 ID:50DzYBoC << 62 89
>>24
貝塚の貝は、組織的に生産し流通していた、広域流通商品だったようだよ。
でないと、あれだけデタラメに大量の貝殻は、廃棄されないという考古学的
な調査結果のようだ。

「ホタテの干物」は、おそらく当時から山間部でも食べることができたん
だろう。。貨幣こそなかったようだけど、おそらく勾玉や黒曜石なんかが
交換に利用されていたんじゃないかな?(高精度な石器には、専用の石材
産地がある。)
62:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 17:24:29.83 ID:h6H9OJv+
>>61
興味深いなぁ。文字資料に類する出土品があればいいのに。
89:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 09:51:41.56 ID:4NefZB0A
>>61
>「ホタテの干物」は、おそらく当時から山間部でも食べることができたん
>だろう。
干物関係は物々交換によ来るようされていた。
北海道のニセコに昆布温泉という地名の場所があるが、
沿岸に住む民が昆布を持って山の産物と物々交換する場所だったから、
そういう地名になった。
48:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 15:14:59.11 ID:I9IbyaW5 << 49 76
「抱き合う二人」に見える
49:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 15:17:39.98 ID:4Nfa+qoK
>>48
そうそう。そんな感じ。

もしかしたら、糸など繊維の弦じゃなくて、
木でできたフィンガーピアノみたいなものだったりしてね

まったくの素人考えだけど、そういうの考えると面白いな
76:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 23:48:16.59 ID:8qDd1nid
>>48
道祖神を連想した
67:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 20:27:18.10 ID:YKCaw9B6 << 82 114
発掘された縄文のものとされる人骨には
刀剣や矢じりによる傷が全く無いのだな。
争いを好まず和を重んじ、音楽や工芸を愛した人々。。
そんな時代が1万年以上も続いのだな。
想像してみると凄い事だ。
しかし弥生に入り農業が本格的に始まると、
貯蓄する者が出始め
持つ者と持たざる者の格差が広がり戦争が始まる。
82:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 03:12:57.21 ID:Kyr7/Gzm << 85
>>67
別にそれ縄文だけでなく、メソポタミアとかどこでも
農耕以前は平和で、農耕と共に縄張り戦争が起こったとされてるんだが。

85:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 06:04:35.23 ID:bXDP5G/d
>>82
富の蓄積が可能になったことが原因なんじゃないのかな?
経済学においては所有権とか財産権とかが経済の発達にかなり作用しているという話も聞く
114:名無しのひみつ 2012/04/30(月) 13:33:34.01 ID:trlsynNU << 115
>>67
いわゆるアイヌ人とか蝦夷の呼ばれた人々の祖先なのかな。
上の方の縄文・弥生対決の写真に載っているような服装を着ているアイヌの人の古い写真を見たことがある。

明治維新後、差別されたり搾取されながら徐々に同化して消えてしまったアイヌ人の事を考えると、ちょっと悲しくなるね。

長野の野尻湖周辺にも一万年くらい前の新モンゴロイド系マンモスハンターの遺跡があるけど、彼らが最終的にどうなったのかもよく判っていない
70:名無しのひみつ 2012/04/28(土) 22:39:10.22 ID:XtJV5gik
牛頭のある女王のリラ イラク、ウル出土 紀元前2600−2400年ごろ
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2003bm.html
19世紀から20世紀前半にかけて、
都市文明発祥の地であるメソポタミアでは重要な遺跡の発掘が行われ、
その成果が多数、博物館にもたらされました。
その一つが、ウル王墓のプ・アビ女王の墓から出土したリラ(小竪琴)です。
金製の牛頭装飾、共鳴箱の正面部のラピスラズリや貝殻などを
ふんだんに使った贅沢な装飾は、初期王朝時代の栄華を語ってくれます。
88:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 09:46:51.57 ID:oOFzPIZk << 113
世界最古 弦楽器か 青森・八戸の是川中居遺跡
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012042802000227.html

是川中居遺跡で出土した木製品=是川縄文館提供

(前略

 鈴木講師らによると、毛髪や麻などを素材とする弦を数本、穴に通して張り、指や木の枝ではじいて
演奏したとみられるという。
 世界最古の弦楽器は、中国湖北省随県で出土した紀元前四三三年ごろのものとされている。
この木製品が弦楽器なら、それより五百年余りさかのぼることになる。
 是川中居遺跡では一九二六年以降、同じ形状の木製品が計二十本発見されている。
同様の木製品は、いずれも縄文時代の忍路土場(おしょろどば)遺跡(北海道小樽市)、
松原内湖遺跡(滋賀県彦根市)、亀ケ岡遺跡(青森県つがる市)でも見つかっている。
 鈴木講師は七八年に弦楽器説を発表。滋賀県の発掘チームは機織り具と主張し、
見解が分かれていた。鈴木講師は二〇〇八年夏ごろから再び研究を開始。
機織りに役立たない突起や、作業の妨げになる穴があり、機織り具とは考えられないと結論づけた。
 その上で弘前学院大の笹森建英特任教授(音楽学)とともに復元品を作製。
笹森特任教授が実際に演奏し、弦楽器として使えることを証明した。二人は今年二月、報告書にまとめた。
 鈴木講師は「シャーマン(呪術師)のような儀礼を取り仕切る人が、占いや祈りの際に
はじいたのではないか」と話している。


一端を口にくわえて弾く奏法=弘前学院大の笹森建英特任教授提供

◆奏法諸説 音色よみがえる
 ポロン、ポロン…。青森県八戸市の是川中居遺跡から出土し、世界最古の弦楽器の可能性
がある木製品。復元品の演奏でよみがえったのは、琴の弦を緩めて鳴らしたような音色だった。
 復元品は、弘前学院大の鈴木克彦講師と笹森建英特任教授が出土品の実測図などを参考に作製。
復元品を弾き、楽器として使えることを証明した笹森特任教授は、指や木の枝で弦をはじいたと推測している。
 研究者の間で意見が分かれているのは奏法だ。琴のように体の前に置いたのか、抱えたのか。
 ハワイの弦楽器ウケケのように一端を口でくわえてはじいたのではないかとの説も飛び出した。
 体の前に置く奏法では、つぼなど土器の上に置いて弾いた可能性もある。空洞の上で鳴らすことで、
共鳴効果があるためだ。
 抱える奏法は、アイヌの伝統的な弦楽器トンコリを参考にした。左肩から下に向け、
両腕で支えるように持ってはじいたとみられるという。
 笹森特任教授は「決まった音階に従ってはじいたのではなく、その時々で自由に演奏した
のではないか」と話している。
113:名無しのひみつ 2012/04/30(月) 13:18:45.47 ID:trlsynNU
>>88
それはハープと言うより、口琴とかJew's harpの類だね。

ハープの起源の一つが弓にあるのと同様に、口琴の起源も紐を使った作業中、口でちょっと咥えた時にポロンと鳴ったのが起源なのかもしれないね。
98:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 19:58:25.16 ID:KN+iIrWh << 99 101
ウルで出土したハープは、調べてみたら紀元前2750年で、
明らかに今回のハープより古い。

ただどうやらイラク戦争の時に、バグダードにあったハープ三点は全て破壊されてしまい、
もはやレプリカしか残っていないらしい。

このような経緯を踏まえた上で、「現存する最古の弦楽器」と呼ぶのはもしかしたら嘘ではないかも知れないが、
はるかに古いメソポタミア出土のハープが最近になって戦争で破壊されていることにも触れてないのは、
かなり誤解を呼ぶ書き方だと思う。
99:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 20:06:41.52 ID:BsEQd8Fn
>>98
何言ってんの?
そういうのを「現存する最古」って言うんだよ。
最近の戦争・災害に関係なく、そういうことは繰り返されてきたんだから。
101:名無しのひみつ 2012/04/29(日) 20:17:45.16 ID:KN+iIrWh
>>98
訂正

ウルから出土したハープ三点の内、バグダードにあったものは破壊されてしまったが、
大英博物館所蔵とペンシルヴァニア大学所蔵のものはちゃんと残っている。

大英博物館所蔵 Queen's Lyre (2600-2400 BC)
http://www.britishmuseum.org/explore/highlights/highlight_objects/me/q/queens_lyre.aspx
共鳴箱、弦の部分は後世の再現

ペンシルヴァニア大学付属博物館所蔵 Silver Lyre (2600-2350 BC)
http://www.penn.museum/sites/iraq/?page_id=58

いずれにせよ、今回の出土品は「現存する最古の弦楽器」ですらない気がするんだが


0 件のコメント:

コメントを投稿