科学ニュース+板 (22/162)
1:星降るφ ★ 2012/02/08(水) 00:00:23.45 ID:???
ロシアの調査チームが、南極の分厚い氷床の表面から3768メートル下にある淡水湖の水面に「肉薄」したことが、報道により明らかになった。掘削が湖水面に達すれば、南極の氷底湖に到達した史上初の例となる。
ノーボスチ・ロシア通信社は2月6日、調査チームのドリルが実際にボストーク湖に達したと報じた。
しかし、テキサスA&M大学の教授(海洋学)で、これまで複数の南極調査グループを率いてきたマーロン・C・ケニカット(Mahlon C. Kennicutt II)氏は、公式発表が出るまで、このような報道は懐疑的な目で見るべきだと指摘している。
「これほど目立たない形で公式発表が行われたとしたら驚きだ。また、(ロシア通信社の報道の)情報源の1つは匿名だ。だから本当のところはわからない」。
モンタナ州立大学の生態学者ジョン・プリスク(John Priscu)氏も、ケニカット氏の慎重な見方に同調する。プリスク氏はナショナルジオグラフィック ニュースに寄せた電子メールの中で、「掘削がボストーク湖に達したとの噂は何度も出回っているが、ロシアの研究プログラムからの公式発表が必要だ」と記している。
1996年の発見以来、複数の調査チームが今回と同じ掘削シャフトを用い、世界最大級の淡水湖であるボストーク湖到達を目指してボーリング作業を継続してきた。調査可能な期間は限られており、今回はロシアのチームが1月初頭から掘削を行っている。
2月6日の時点で、このチームは氷河の下にあるボストーク湖にあと5〜10メートルにまで迫ったとみられると、プリスク氏はBBCニュースの取材に対し述べている。
南極の夏の終わりが急速に近づく中、ロシアの調査チームは今季中に目的を達成できるか、来年に持ち越しとなるか、時間との闘いを迫られている。チームが目指すのは、2500万年にわたり氷に閉じ込められてきた五大湖にも匹敵する大きさを持つ水塊の封印を解くことだ。
仮に掘削が湖水面に達すれば、「派手な水しぶきが起きるだろう。といってもこれは、比喩的な"大成功"という意味だ」とテキサスA&M大学のケニカット氏は述べた。
◆氷底湖到達レースの始まり
南極の氷床の下からはこれまで数十年の間に145以上の氷底湖が発見されているが、そのほとんどは長さ数キロだ。その中でボストーク湖は最大の大きさを持つ。
これらの氷底湖は我々の住む地球に関して、新たな発見の機会を提供してくれる可能性がある。具体的には、気候変動の経過に関する新しい知見や、いまだ知られていない生命体の存在が明らかになるといったことが期待される。
例えばモンタナ州立大学のプリスク氏は、これまでにも氷底湖に微生物が存在する証拠を発見している。これらの微生物は鉱物をエネルギー源としており、2007年当時、同氏はナショナルジオグラフィック ニュースに対し、「岩を食べている」と説明した。
どのような発見があるにせよ、仮にロシアの調査チームがボストーク湖に到達した場合、「この調査により南極での科学研究の様相は一変し、広大な南極の氷床の下に存在するものについて、全く新しい視点が得られるだろう」と、プリスク氏は6日に述べた。
氷河の下に数々の水塊が発見されたことにより、20世紀初頭の南極点到達レースにも似た"氷底湖到達レース"が始まり、複数の調査チームが氷底湖の封印を最初に解くことを目指していると、ケニカット氏は語る。
例えばイギリスでは、ボストーク湖とは別の氷底湖であるエルスワース湖について、2012〜13年にかけての 南極の夏季に掘削調査を行う計画を立てている。
ロシアの調査チームではボーリング作業による湖水の汚染を防ぐため、掘削の速度を落としている。ケニカット氏によれば、掘削作業の最後の数メートルは熱水ドリルを使うなどして、湖の環境に外部からの物質の流入がないよう 留意しているという。
ボストーク湖への到達は、「科学的問題以上の意味を帯びている。これはロシアの南極プログラムの中核をなす ものだ」とケニカット氏は指摘する。「国の威信がかかっており、初到達という称号は、ロシア国民にとって非常に大きな意味を持つ」。
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120207003&expand#title
英語元記事 Russians "Close" to Drilling Into Antarctica's Lake Vostok
http://news.nationalgeographic.com/news/2012/02/120206-russia-lake-vostok-antarctica-drilling-science-glacier/
▽画像 この模式図が作成された5年前の時点で、掘削の深さは3.5キロに達していた
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/lake-vostok-drilling-nearing-water_48371_big.jpg
ノーボスチ・ロシア通信社は2月6日、調査チームのドリルが実際にボストーク湖に達したと報じた。
しかし、テキサスA&M大学の教授(海洋学)で、これまで複数の南極調査グループを率いてきたマーロン・C・ケニカット(Mahlon C. Kennicutt II)氏は、公式発表が出るまで、このような報道は懐疑的な目で見るべきだと指摘している。
「これほど目立たない形で公式発表が行われたとしたら驚きだ。また、(ロシア通信社の報道の)情報源の1つは匿名だ。だから本当のところはわからない」。
モンタナ州立大学の生態学者ジョン・プリスク(John Priscu)氏も、ケニカット氏の慎重な見方に同調する。プリスク氏はナショナルジオグラフィック ニュースに寄せた電子メールの中で、「掘削がボストーク湖に達したとの噂は何度も出回っているが、ロシアの研究プログラムからの公式発表が必要だ」と記している。
1996年の発見以来、複数の調査チームが今回と同じ掘削シャフトを用い、世界最大級の淡水湖であるボストーク湖到達を目指してボーリング作業を継続してきた。調査可能な期間は限られており、今回はロシアのチームが1月初頭から掘削を行っている。
2月6日の時点で、このチームは氷河の下にあるボストーク湖にあと5〜10メートルにまで迫ったとみられると、プリスク氏はBBCニュースの取材に対し述べている。
南極の夏の終わりが急速に近づく中、ロシアの調査チームは今季中に目的を達成できるか、来年に持ち越しとなるか、時間との闘いを迫られている。チームが目指すのは、2500万年にわたり氷に閉じ込められてきた五大湖にも匹敵する大きさを持つ水塊の封印を解くことだ。
仮に掘削が湖水面に達すれば、「派手な水しぶきが起きるだろう。といってもこれは、比喩的な"大成功"という意味だ」とテキサスA&M大学のケニカット氏は述べた。
◆氷底湖到達レースの始まり
南極の氷床の下からはこれまで数十年の間に145以上の氷底湖が発見されているが、そのほとんどは長さ数キロだ。その中でボストーク湖は最大の大きさを持つ。
これらの氷底湖は我々の住む地球に関して、新たな発見の機会を提供してくれる可能性がある。具体的には、気候変動の経過に関する新しい知見や、いまだ知られていない生命体の存在が明らかになるといったことが期待される。
例えばモンタナ州立大学のプリスク氏は、これまでにも氷底湖に微生物が存在する証拠を発見している。これらの微生物は鉱物をエネルギー源としており、2007年当時、同氏はナショナルジオグラフィック ニュースに対し、「岩を食べている」と説明した。
どのような発見があるにせよ、仮にロシアの調査チームがボストーク湖に到達した場合、「この調査により南極での科学研究の様相は一変し、広大な南極の氷床の下に存在するものについて、全く新しい視点が得られるだろう」と、プリスク氏は6日に述べた。
氷河の下に数々の水塊が発見されたことにより、20世紀初頭の南極点到達レースにも似た"氷底湖到達レース"が始まり、複数の調査チームが氷底湖の封印を最初に解くことを目指していると、ケニカット氏は語る。
例えばイギリスでは、ボストーク湖とは別の氷底湖であるエルスワース湖について、2012〜13年にかけての 南極の夏季に掘削調査を行う計画を立てている。
ロシアの調査チームではボーリング作業による湖水の汚染を防ぐため、掘削の速度を落としている。ケニカット氏によれば、掘削作業の最後の数メートルは熱水ドリルを使うなどして、湖の環境に外部からの物質の流入がないよう 留意しているという。
ボストーク湖への到達は、「科学的問題以上の意味を帯びている。これはロシアの南極プログラムの中核をなす ものだ」とケニカット氏は指摘する。「国の威信がかかっており、初到達という称号は、ロシア国民にとって非常に大きな意味を持つ」。
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120207003&expand#title
英語元記事 Russians "Close" to Drilling Into Antarctica's Lake Vostok
http://news.nationalgeographic.com/news/2012/02/120206-russia-lake-vostok-antarctica-drilling-science-glacier/
▽画像 この模式図が作成された5年前の時点で、掘削の深さは3.5キロに達していた
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/lake-vostok-drilling-nearing-water_48371_big.jpg
5:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:08:26.34 ID:Knhpk5gJ << 8
ウォッカが湧き出たら大喜びだな
8:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:15:52.57 ID:ym8eW/Ti
>>5
2500万年前のウオッカか、胸が熱くなるな。
2500万年前のウオッカか、胸が熱くなるな。
6:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:09:29.46 ID:jvwsMVgv
超古代文明の遺跡がついに見つかるのか
7:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:12:26.86 ID:TgqaWUci
謎の奇病フラグか
9:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:16:07.10 ID:tJMYRNXa
ヤバイよ
10:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:16:14.81 ID:OhQt79un
なんか怖いのいないの?
11:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:17:38.62 ID:jHmxGzee << 163
「ち・・・地底人だ!」
「うわぁ・・・またお前らかロシア人・・・ 2500万年まえからやること一緒だな」
「うわぁ・・・またお前らかロシア人・・・ 2500万年まえからやること一緒だな」
12:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:19:07.99 ID:uBbRfYfI
窓が窓が!
13:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:21:19.19 ID:EkIxbr71
つかこの手のは国際プロジェクトにするべきだろ。
宇宙ステーションレベルで重要な位置にあると思うんだが。
宇宙ステーションレベルで重要な位置にあると思うんだが。
15:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:23:37.27 ID:sQly+bDX
これ下手すりゃ当時の生き物回収出来るかも知れんぞ。
21:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 00:28:11.09 ID:stttOOjQ << 38
こういうの聞く度にどんか未知のバケモノが出てくるのかワクワクするんだが、
たいがい発見されても顕微鏡の中でピロピロ動くようなもので終わってしまい愕然とさせられるんだよな
たいがい発見されても顕微鏡の中でピロピロ動くようなもので終わってしまい愕然とさせられるんだよな
57:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 02:58:55.74 ID:c4nDPiaa << 59 71
しかし冗談じゃなく、人間に害を及ぼすウイルスが存在した場合
核に似た恐ろしさだな
核エネルギーが怖いのも、人間が体で危険を感知できずに死亡するのも
進化の過程になかったもので、生物が対応できていない存在だから
2500万年前となると人が生まれる前だから
もしなにか出てきたらどうなるかホントわからん
哺乳類はいたけどやばいんじゃないの…
核に似た恐ろしさだな
核エネルギーが怖いのも、人間が体で危険を感知できずに死亡するのも
進化の過程になかったもので、生物が対応できていない存在だから
2500万年前となると人が生まれる前だから
もしなにか出てきたらどうなるかホントわからん
哺乳類はいたけどやばいんじゃないの…
71:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 03:31:51.14 ID:fE7Crray << 118
86:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 05:46:09.43 ID:Cs8X3J94 << 118
モルダーはどこ行った
112:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 14:08:05.33 ID:TJ6iO/6w << 115
高圧水を吹きつけながら掘る(高圧の水が噴き出てくるのを防ぐため)とか言ってるけど、
そりゃ最低限の措置であって、氷底湖の環境を破壊しないためには他にも対策が
必要だろう。それもたくさん。
開けた途端に湖の環境が壊滅的に破壊される可能性があるやね。
閉鎖環境生命圏が形成されてる可能性があるわけだけど、開けたら全部死にました、
じゃ洒落にならねーよ(;´Д`)
そりゃ最低限の措置であって、氷底湖の環境を破壊しないためには他にも対策が
必要だろう。それもたくさん。
開けた途端に湖の環境が壊滅的に破壊される可能性があるやね。
閉鎖環境生命圏が形成されてる可能性があるわけだけど、開けたら全部死にました、
じゃ洒落にならねーよ(;´Д`)
115:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 14:31:06.94 ID:y736GyWt << 117
>>112
じゃあ厚さ4キロの氷の下を氷を破壊せずに確認できる技術が出来るまで待つの?
じゃあ厚さ4キロの氷の下を氷を破壊せずに確認できる技術が出来るまで待つの?
117:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 14:37:50.14 ID:dW5QT/kq << 118
118:名無しのひみつ 2012/02/08(水) 15:07:02.68 ID:S08SgAqx
149:名無しのひみつ 2012/02/09(木) 12:52:02.75 ID:mPU1j3F6 << 150
黙示録より
5のラッパが鳴り響いた。
すると天から1つの星が落ち、底なしの穴をあけた。その穴からサソリの力を
もつイナゴの大群が飛び出した。イナゴたちは全員おそろいの冠をかぶり、不
気味なことに人間の顔をしていた。それらは免罪符をもたない人々に死の苦し
みを与えた。
5のラッパが鳴り響いた。
すると天から1つの星が落ち、底なしの穴をあけた。その穴からサソリの力を
もつイナゴの大群が飛び出した。イナゴたちは全員おそろいの冠をかぶり、不
気味なことに人間の顔をしていた。それらは免罪符をもたない人々に死の苦し
みを与えた。
150:名無しのひみつ 2012/02/09(木) 13:09:45.52 ID:Q7O38OO0
(>> ソース)
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