科学ニュース+板 (26/104)
1:● ◆SWAKITIxxM @すわきちφφ ★ 2011/12/13(火) 23:58:53.84 ID:??? BE:1510047476-2BP(1056) << 7 26 27 50 65 91 105
物質に重さ(質量)を与えているとされる未知の素粒子「ヒッグス粒子」の歴史的な発見を目指している日欧米などの2つの国際実験グループが日本時間13日、欧州合同原子核研究機関(CERN)で中間報告を行い、「かなり興味をそそる示唆が出てきた」との統一見解を発表した。ヒッグス粒子発見の可能性は高まっているといい、追加実験を経て来年中に確実な結論を出せるとしている。
ヒッグス粒子は物質の最小単位である素粒子の一つで約50年前に存在が予言されたが、まだ見つかっていない。実験に参加している浅井祥仁東京大准教授(素粒子物理学)は「発見や兆候とはいえないが、手応えを感じている」と興奮気味に話した。
発表したのは東京大や高エネルギー加速器研究機構など国内の15機関も参加する日米欧の「アトラス」と、欧米中心の「CMS」の2グループ。スイス・フランス国境にあるCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使い、ほぼ光速まで加速した陽子同士を衝突させて崩壊の様子を調べてきた。 統一見解などによると、今年2月から10月までの両グループのデータを分析した結果、115〜130ギガ電子ボルトの質量範囲でヒッグス粒子の存在につながり得る事象が見つかった。
アトラスの実験結果では、現段階でヒッグス粒子が存在する確からしさは98・9%。素粒子物理学での発見は99・9999%以上の正確さが必要で、来年4月に追加実験を行う。
両グループの質量の範囲はわずかにずれているが、大半は重なっている。浅井准教授は「独立した2つの実験でも重なっている点が非常に重要。この範囲はこれまでの予測とも一致している」と指摘した。
msn.(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111213/scn11121323300001-n1.htm
●ヒッグス粒子、発見へ前進 宇宙の成り立ち解明へ 「万物の重さの起源」 来年中にも存在確認か
欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、2つの国際研究チームによる実験で、万物の重さ(質量)の起源とされる「ヒッグス粒子」を発見できる可能性が高まり、研究が大きく前進したと発表した。来年いっぱいデータを集めれば、ヒッグス粒子の存在を確認できる期待が膨らんできたという。
宇宙がいつどのように誕生し、どうやって今の姿になったのかを、長年、世界の科学者らが探究してきた。40年以上も前に提唱されたヒッグス粒子が見つかれば、物質が質量を持った謎が解け、現在の宇宙理論の大きな裏付けとなる。ノーベル賞級の成果といえる。
ジュネーブ郊外にある1周約27キロメートルの大型加速器で陽子と陽子とを光速近くに加速させて衝突させ、研究チームの名前にもなっている「アトラス」「CMS」という2つの実験装置で別々に粒子の性質を調べた。アトラスには日本から東京大学、高エネルギー加速器研究機構など15の大学・機関が参加している。 2月末から10月末までの実験データを解析したところ、アトラスの場合、ヒッグス粒子が存在する確からしさは98.9%だった。物理学の世界ではこの数字が99.9999%だと発見となる。
実験結果についてCERNは「ヒッグス粒子の発見というには、まだ十分ではない」としながらも、「興味をそそられるヒントが2つの実験から出てきた」とコメントした。 現在の素粒子物理学を支える「標準理論」では、宇宙はビッグバン(大爆発)によって誕生し、その時、様々な種類の素粒子が生まれた。最初は質量を持たず、真空中を光速で自由に飛び回っていたが、その後、ヒッグス粒子が満たされた「ヒッグスの海」の登場で動きにくくなり、質量が生まれたと説明される。 ヒッグス粒子を巡る今回の成果は、CERNが事前に13日に発表するとアナウンスしたため、「世紀の大発見か」と国内外で話題になっていた。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E1E2E09C8DE3E1E3E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
参考現状報告20111213
https://sites.google.com/site/lhcpr2011/xian-zhuang-bao-gao201112
ATLAS CONF Notes
https://atlas.web.cern.ch/Atlas/GROUPS/PHYSICS/CONFNOTES/
ヒッグス粒子は物質の最小単位である素粒子の一つで約50年前に存在が予言されたが、まだ見つかっていない。実験に参加している浅井祥仁東京大准教授(素粒子物理学)は「発見や兆候とはいえないが、手応えを感じている」と興奮気味に話した。
発表したのは東京大や高エネルギー加速器研究機構など国内の15機関も参加する日米欧の「アトラス」と、欧米中心の「CMS」の2グループ。スイス・フランス国境にあるCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使い、ほぼ光速まで加速した陽子同士を衝突させて崩壊の様子を調べてきた。 統一見解などによると、今年2月から10月までの両グループのデータを分析した結果、115〜130ギガ電子ボルトの質量範囲でヒッグス粒子の存在につながり得る事象が見つかった。
アトラスの実験結果では、現段階でヒッグス粒子が存在する確からしさは98・9%。素粒子物理学での発見は99・9999%以上の正確さが必要で、来年4月に追加実験を行う。
両グループの質量の範囲はわずかにずれているが、大半は重なっている。浅井准教授は「独立した2つの実験でも重なっている点が非常に重要。この範囲はこれまでの予測とも一致している」と指摘した。
msn.(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111213/scn11121323300001-n1.htm
●ヒッグス粒子、発見へ前進 宇宙の成り立ち解明へ 「万物の重さの起源」 来年中にも存在確認か
欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、2つの国際研究チームによる実験で、万物の重さ(質量)の起源とされる「ヒッグス粒子」を発見できる可能性が高まり、研究が大きく前進したと発表した。来年いっぱいデータを集めれば、ヒッグス粒子の存在を確認できる期待が膨らんできたという。
宇宙がいつどのように誕生し、どうやって今の姿になったのかを、長年、世界の科学者らが探究してきた。40年以上も前に提唱されたヒッグス粒子が見つかれば、物質が質量を持った謎が解け、現在の宇宙理論の大きな裏付けとなる。ノーベル賞級の成果といえる。
ジュネーブ郊外にある1周約27キロメートルの大型加速器で陽子と陽子とを光速近くに加速させて衝突させ、研究チームの名前にもなっている「アトラス」「CMS」という2つの実験装置で別々に粒子の性質を調べた。アトラスには日本から東京大学、高エネルギー加速器研究機構など15の大学・機関が参加している。 2月末から10月末までの実験データを解析したところ、アトラスの場合、ヒッグス粒子が存在する確からしさは98.9%だった。物理学の世界ではこの数字が99.9999%だと発見となる。
実験結果についてCERNは「ヒッグス粒子の発見というには、まだ十分ではない」としながらも、「興味をそそられるヒントが2つの実験から出てきた」とコメントした。 現在の素粒子物理学を支える「標準理論」では、宇宙はビッグバン(大爆発)によって誕生し、その時、様々な種類の素粒子が生まれた。最初は質量を持たず、真空中を光速で自由に飛び回っていたが、その後、ヒッグス粒子が満たされた「ヒッグスの海」の登場で動きにくくなり、質量が生まれたと説明される。 ヒッグス粒子を巡る今回の成果は、CERNが事前に13日に発表するとアナウンスしたため、「世紀の大発見か」と国内外で話題になっていた。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E1E2E09C8DE3E1E3E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
参考現状報告20111213
https://sites.google.com/site/lhcpr2011/xian-zhuang-bao-gao201112
ATLAS CONF Notes
https://atlas.web.cern.ch/Atlas/GROUPS/PHYSICS/CONFNOTES/
27:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 00:30:51.69 ID:jucZIejz
って>>1にあったか
ATLAS experiment presents latest Higgs search status
http://www.atlas.ch/news/2011/status-report-dec-2011.html
CMS search for the Standard Model Higgs Boson in LHC data from 2010 and 2011
http://cms.web.cern.ch/news/cms-search-standard-model-higgs-boson-lhc-data-2010-and-2011
多カ国語あるのに日本語版ねえな
ATLAS experiment presents latest Higgs search status
http://www.atlas.ch/news/2011/status-report-dec-2011.html
CMS search for the Standard Model Higgs Boson in LHC data from 2010 and 2011
http://cms.web.cern.ch/news/cms-search-standard-model-higgs-boson-lhc-data-2010-and-2011
多カ国語あるのに日本語版ねえな
50:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 01:24:22.87 ID:Kbu3daHx
65:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 07:08:50.97 ID:o2cGj3xN
91:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 11:23:53.12 ID:T0IRMU3R << 93
CERNにおける日本人科学者の立場は窓際族の平社員みたいなもんだよ
>>1で日欧米なんて書いてるのが笑える
>>1で日欧米なんて書いてるのが笑える
93:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 11:44:20.33 ID:TyGO3ttZ
12:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 00:15:33.76 ID:VPqUwRy/ << 20 23
なんかさっきのニコ生で野尻さんて人がヒッグス粒子に質量あるみたいな言い方してたけど、
ヒッグス粒子が質量を生み出してるならヒッグス粒子自身の質量はどこから来てるのかと
ヒッグス粒子が質量を生み出してるならヒッグス粒子自身の質量はどこから来てるのかと
23:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 00:23:52.24 ID:jucZIejz
34:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 00:43:14.08 ID:IoELaLeX << 43
理系知識に疎いニワカSF読みとしては、え、この程度で記者会見するの?って感じだったんだけど専門の人的にはどんな感じなの?
>>34
日本が記者会見しなさすぎなだけだと思うよ。
理系とかそういう話じゃ無く、
透明性を高めるとか、閉鎖的にならないようにって事で。
単に研究機関だけの話じゃ無く、こういう研究は社会的な事柄でもある。
日本が記者会見しなさすぎなだけだと思うよ。
理系とかそういう話じゃ無く、
透明性を高めるとか、閉鎖的にならないようにって事で。
単に研究機関だけの話じゃ無く、こういう研究は社会的な事柄でもある。
45:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 01:13:51.37 ID:IoELaLeX << 47
>>43
なるほど
まぁでも自分としては興味があってこういうニュース見たりするけど、
一般的には理論物理学ってあんまり社会的な事柄として広い興味を持っては見られないかなぁと思う
海外ではそんなこと無いのかな?
なるほど
まぁでも自分としては興味があってこういうニュース見たりするけど、
一般的には理論物理学ってあんまり社会的な事柄として広い興味を持っては見られないかなぁと思う
海外ではそんなこと無いのかな?
47:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 01:16:58.26 ID:UrnUoh3b
46:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 01:14:59.43 ID:UrnUoh3b
54:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 01:40:22.30 ID:iBBj1p22
>>44
去年のNASAの「地球外生命体に関する発表」は酷かった。
去年のNASAの「地球外生命体に関する発表」は酷かった。
61:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 05:36:24.04 ID:3A+DItS6 << 62
場から発生する素粒子に質量(動きにくさ)を与えるのがヒッグス粒子(場)
自発的対称性の破れで素粒子が出てくるんだけど、それだけを見ると質量0の素粒子しか出てこない
そこにヒッグス場というものを導入してやると上の質量0の素粒子やヒッグス粒子の要素を吸収した粒子が出てくる
その粒子は質量を持っていてクォークとかそんな名前で呼ばれてる
ヒッグス粒子ってのは重い粒子ですぐに崩壊してしまう
今回の実験はその崩壊からその後を観測しようぜという実験
98.9%の確率であるってのがわかってるんだけども99.9999%以上の確度じゃないと業界じゃ認められない
確度を上げるには試行回数を増やせばいいだけだから来年中には99.9999%以上に持っていけると思うよ
今年の成果は花丸だったね
クリスマス休暇でリフレッシュして来年またがんばろー
こんな感じでいいのかね
自発的対称性の破れで素粒子が出てくるんだけど、それだけを見ると質量0の素粒子しか出てこない
そこにヒッグス場というものを導入してやると上の質量0の素粒子やヒッグス粒子の要素を吸収した粒子が出てくる
その粒子は質量を持っていてクォークとかそんな名前で呼ばれてる
ヒッグス粒子ってのは重い粒子ですぐに崩壊してしまう
今回の実験はその崩壊からその後を観測しようぜという実験
98.9%の確率であるってのがわかってるんだけども99.9999%以上の確度じゃないと業界じゃ認められない
確度を上げるには試行回数を増やせばいいだけだから来年中には99.9999%以上に持っていけると思うよ
今年の成果は花丸だったね
クリスマス休暇でリフレッシュして来年またがんばろー
こんな感じでいいのかね
66:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 07:10:34.58 ID:o2cGj3xN
68:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 08:08:59.78 ID:r3cIYCNH
>>62
「それができるもんならやっとるわーっ!!」って感じじゃないの?w
「それができるもんならやっとるわーっ!!」って感じじゃないの?w
84:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 10:21:15.50 ID:rYpLAGjX
>>75
30年前からの教科書どおりなら、全く進まない。
30年前からの教科書どおりなら、全く進まない。
89:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 11:02:52.33 ID:H6dubnjO
88:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 10:46:40.10 ID:HhFsAL/1
>>87
粒子同士を凄い速度でぶっつけて、要は「ぶち壊す」。
そうすると、それぞれの粒子が持っていたエネルギーに相当する質量までの
新たな粒子がなんでも出てくる可能性がある。
その中から目的の未発見粒子を確認するのはどうやるかというと、
結局「見える」粒子の軌跡をすべて解析して、「見えない」粒子の存在を
推定するということになるんだ。
まあガラス球を破壊して粉々になったすべての破片を詳細に追跡するような話だな。
なかなか確実なことは言えないわけだよ。
粒子同士を凄い速度でぶっつけて、要は「ぶち壊す」。
そうすると、それぞれの粒子が持っていたエネルギーに相当する質量までの
新たな粒子がなんでも出てくる可能性がある。
その中から目的の未発見粒子を確認するのはどうやるかというと、
結局「見える」粒子の軌跡をすべて解析して、「見えない」粒子の存在を
推定するということになるんだ。
まあガラス球を破壊して粉々になったすべての破片を詳細に追跡するような話だな。
なかなか確実なことは言えないわけだよ。
99:名無しのひみつ 2011/12/14(水) 12:09:17.82 ID:YBk0hvsu
>>87
> 存在確率が98.9%ってさどういうことだ?
> 相対誤差が1.1%ってことか?
実験データの相対誤差じゃなくて、この先もずっと実験を続けて行った時に、最終的な結論として、
「ああ、やっぱりヒッグスは存在してませんでした、間違ったこと発表してゴメンなさい」って結論になる確率が1.1%あるって意味。
> 存在確率が98.9%ってさどういうことだ?
> 相対誤差が1.1%ってことか?
実験データの相対誤差じゃなくて、この先もずっと実験を続けて行った時に、最終的な結論として、
「ああ、やっぱりヒッグスは存在してませんでした、間違ったこと発表してゴメンなさい」って結論になる確率が1.1%あるって意味。
(>> ソース)
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