科学ニュース+板 (32/113)
1: ◆3333333SUM @ガブラッチョφ ★ 2012/08/30(木) 18:21:08.86 ID:??? << 105
なんとも"甘美"な発見だ。単純な糖分子が、地球から約400光年の距離にある恒星を取り巻くガスの中を漂っていることがわかった。この発見は、地球以外の惑星にも生命が存在する可能性を示唆している。
といっても、地球外の宇宙に生命が出現している証拠にはならないが、誕生していてもおかしくないといえる発見だ。この発見により、惑星が形成される以前の段階で、既に生命の材料となる炭素を多く含んだ分子が存在しうることが証明された。
炭素、水素、酸素からなり、炭水化物として知られる有機分子を、科学者はおおまかに「糖類」と呼んでいる。
デンマーク、コペンハーゲン大学の主任天文学者イェス・ヨルゲンセン(Jes Jorgensen)氏によると、今回宇宙で見つかったのは、グリコールアルデヒドという最も単純な糖分子だという。
グリコールアルデヒドは地球上にも存在し、通常は無臭の白い粉末の形をしている。食物に甘味をつける目的には使われないが、すべての生体細胞に存在する重要な生体分子、リボ核酸(RNA)が作られる化学反応において主要な役割を果たすと考えられている重要な物質だ。
グリコールアルデヒドが宇宙でどのように作られたのかは今のところ不明だが、観測結果からは、恒星間に存在する分子雲の高密度かつ低温の領域にある、氷に覆われた塵の粒の上で形成された可能性が考えられるとヨルゲンセン氏は述べている。
◆初めて見つかった糖類
太陽に似た恒星のこれほど近くで糖類が見つかったのは初めてのことだ。
これまでに、宇宙でグリコールアルデヒドが見つかった場所は2つしかない。1つは、天の川銀河の中央にある巨大なガスと塵の雲の中心部近く、もう1つは、地球から2万6000光年離れた巨大な星形成領域の中だ。
「2つとも、今回よりはるかに遠い領域で、観測の解像度もはるかに低かった。(そのため)分子が存在する位置を正確に特定することはできなかった」とヨルゲンセン氏は述べている。
今回発見された糖類は、若い恒星IRAS 16293-2422を取り巻く温かいガスの中で見つかったもので、チリにある大型の電波望遠鏡、アルマ望遠鏡(ALMA:Atacama Large Millimeter/submillimeter Array、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)によって観測された。
「今回の発見は、われわれや他の天文学者たちにとって、他にも生命出現以前から存在する分子が、それも、ことによってはより複雑な分子が、恒星や惑星の形成領域において見つからないか探索するための有力な根拠になる」とヨルゲンセン氏は述べている。
(ニュースソース)National Geographic
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120830004&expand#title
といっても、地球外の宇宙に生命が出現している証拠にはならないが、誕生していてもおかしくないといえる発見だ。この発見により、惑星が形成される以前の段階で、既に生命の材料となる炭素を多く含んだ分子が存在しうることが証明された。
炭素、水素、酸素からなり、炭水化物として知られる有機分子を、科学者はおおまかに「糖類」と呼んでいる。
デンマーク、コペンハーゲン大学の主任天文学者イェス・ヨルゲンセン(Jes Jorgensen)氏によると、今回宇宙で見つかったのは、グリコールアルデヒドという最も単純な糖分子だという。
グリコールアルデヒドは地球上にも存在し、通常は無臭の白い粉末の形をしている。食物に甘味をつける目的には使われないが、すべての生体細胞に存在する重要な生体分子、リボ核酸(RNA)が作られる化学反応において主要な役割を果たすと考えられている重要な物質だ。
グリコールアルデヒドが宇宙でどのように作られたのかは今のところ不明だが、観測結果からは、恒星間に存在する分子雲の高密度かつ低温の領域にある、氷に覆われた塵の粒の上で形成された可能性が考えられるとヨルゲンセン氏は述べている。
◆初めて見つかった糖類
太陽に似た恒星のこれほど近くで糖類が見つかったのは初めてのことだ。
これまでに、宇宙でグリコールアルデヒドが見つかった場所は2つしかない。1つは、天の川銀河の中央にある巨大なガスと塵の雲の中心部近く、もう1つは、地球から2万6000光年離れた巨大な星形成領域の中だ。
「2つとも、今回よりはるかに遠い領域で、観測の解像度もはるかに低かった。(そのため)分子が存在する位置を正確に特定することはできなかった」とヨルゲンセン氏は述べている。
今回発見された糖類は、若い恒星IRAS 16293-2422を取り巻く温かいガスの中で見つかったもので、チリにある大型の電波望遠鏡、アルマ望遠鏡(ALMA:Atacama Large Millimeter/submillimeter Array、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)によって観測された。
「今回の発見は、われわれや他の天文学者たちにとって、他にも生命出現以前から存在する分子が、それも、ことによってはより複雑な分子が、恒星や惑星の形成領域において見つからないか探索するための有力な根拠になる」とヨルゲンセン氏は述べている。
(ニュースソース)National Geographic
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120830004&expand#title
106:1 2012/09/01(土) 14:22:56.38 ID:eQPeNwj3
>>105
ありがとう!
ありがとう!
2: ◆3333333SUM @ガブラッチョφ ★ 2012/08/30(木) 18:23:18.54 ID:??? << 42 59
日経新聞の方が分かりやすい文ですけど
コピペできませんでした。
(参考)日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3000C_Q2A830C1CR0000/
コピペできませんでした。
(参考)日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3000C_Q2A830C1CR0000/
42: 【関電 79.4 %】 2012/08/30(木) 21:47:45.71 ID:p8zIFCYe
>>2
未来の太陽系に糖分子 国立天文台など発見
2012/8/30 11:37
国立天文台などの国際研究チームは30日までに、地球から約400光年離れ、
将来惑星ができるとみられる宇宙空間に、生命の材料になりうる糖分子を
見つけたと発表した。チームによると同様の糖分子は過去に2度、宇宙で
見つかっているが、惑星ができそうな場所での発見は初めて。「惑星に
取り込まれる上で適切な時期、場所にあることを示しており、大きな意味が
ある」と強調。地球以外でも惑星に生命が存在する可能性を示すものといえ
そうだ。
天文台によると、見つかったのは「グリコールアルデヒド」。炭素原子2、
水素原子4、酸素原子2で構成される単純な糖。
南米チリにある電波望遠鏡「アルマ」を使い、太陽と同じほどの質量の
若い星をとりまくガスやちりの中から、グリコールアルデヒドが放出する
特徴的な電波をとらえた。ちりが集まって惑星ができるが、それらの惑星に
糖分子が降り積もる可能性があるという。〔共同〕
未来の太陽系に糖分子 国立天文台など発見
2012/8/30 11:37
国立天文台などの国際研究チームは30日までに、地球から約400光年離れ、
将来惑星ができるとみられる宇宙空間に、生命の材料になりうる糖分子を
見つけたと発表した。チームによると同様の糖分子は過去に2度、宇宙で
見つかっているが、惑星ができそうな場所での発見は初めて。「惑星に
取り込まれる上で適切な時期、場所にあることを示しており、大きな意味が
ある」と強調。地球以外でも惑星に生命が存在する可能性を示すものといえ
そうだ。
天文台によると、見つかったのは「グリコールアルデヒド」。炭素原子2、
水素原子4、酸素原子2で構成される単純な糖。
南米チリにある電波望遠鏡「アルマ」を使い、太陽と同じほどの質量の
若い星をとりまくガスやちりの中から、グリコールアルデヒドが放出する
特徴的な電波をとらえた。ちりが集まって惑星ができるが、それらの惑星に
糖分子が降り積もる可能性があるという。〔共同〕
7:名無しのひみつ 2012/08/30(木) 18:33:21.90 ID:XHC9glF/ << 15
宇宙に生命いてもお菓子くないのか…
20:名無しのひみつ 2012/08/30(木) 19:04:58.26 ID:XHC9glF/
>>15 フフッ、とてもスイーツな返答だな(´ψψ`)
23:名無しのひみつ 2012/08/30(木) 19:10:08.06 ID:gtMmFS1p << 25
グリコールアルデヒド
H
H−O−C−C=O
H H
構造がシンプルすぎるかも。
生命と関係なく、星間物質をよくかきまぜてみたら
たまたま結合しました… って感じ?
H
H−O−C−C=O
H H
構造がシンプルすぎるかも。
生命と関係なく、星間物質をよくかきまぜてみたら
たまたま結合しました… って感じ?
25:名無しのひみつ 2012/08/30(木) 19:13:47.34 ID:j7N70zVY
>>23
だからHがこんなにずれたのか。
だからHがこんなにずれたのか。
46:名無しのひみつ 2012/08/30(木) 22:30:19.92 ID:lQVPT4XT << 58
糖のような超複雑な有機物が宇宙にあるのなら、物質は自己組織化るようにプログラムされていることになるよな、しかも生命を生み出す方向に。
だれがプログラムしたんだ?という神学やコズミックインテリジェンスの世界になってしまうよな〜。
この発見の凄さがいまいちわからない人はこう考えてくれ、アルファベットをランダムに並び替えてシェイクスピアのハムレットが出来る並みのことなんだよ。何億年かかっても不可能に思えるでしょ。
だれがプログラムしたんだ?という神学やコズミックインテリジェンスの世界になってしまうよな〜。
この発見の凄さがいまいちわからない人はこう考えてくれ、アルファベットをランダムに並び替えてシェイクスピアのハムレットが出来る並みのことなんだよ。何億年かかっても不可能に思えるでしょ。
58: 【関電 50.5 %】 2012/08/31(金) 05:45:11.22 ID:DP5bUx2M
400光年先のガスに糖があるかなんか判るわけないでしょ
天文学者って馬鹿なんじゃないの
天文学者って馬鹿なんじゃないの
63:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 13:41:54.09 ID:oVBsV/p+
79:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 16:52:25.92 ID:oVBsV/p+ << 80
84:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 17:56:09.46 ID:oVBsV/p+ << 94
>>80
1868年、太陽を観測していた天文学者が太陽光の中に見慣れないスペクトルを発見
↓
このスペクトルは今まで知られていたどの元素のスペクトルとも合致しない
↓
地球では見つかっていない新元素じゃね?ということで「太陽の元素」という意味のヘリウムと名付けられた
↓
それから約30年後、希ガスを研究していた化学者が空気の中から全く同じスペクトルを出す気体を分離
↓
太陽でしか確認されてなかったヘリウムが地球上で見つかった瞬間
これは1億5千万キロも離れていて直接確認しにいけなかった太陽中の元素を間接的に確認した例
同じように、星間分子の放射する電磁波からそれなりに分かることもあるってこと
行ったことないのに〜とか言ってる奴は自分の無知を晒しているだけ
1868年、太陽を観測していた天文学者が太陽光の中に見慣れないスペクトルを発見
↓
このスペクトルは今まで知られていたどの元素のスペクトルとも合致しない
↓
地球では見つかっていない新元素じゃね?ということで「太陽の元素」という意味のヘリウムと名付けられた
↓
それから約30年後、希ガスを研究していた化学者が空気の中から全く同じスペクトルを出す気体を分離
↓
太陽でしか確認されてなかったヘリウムが地球上で見つかった瞬間
これは1億5千万キロも離れていて直接確認しにいけなかった太陽中の元素を間接的に確認した例
同じように、星間分子の放射する電磁波からそれなりに分かることもあるってこと
行ったことないのに〜とか言ってる奴は自分の無知を晒しているだけ
97:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 19:31:56.87 ID:oVBsV/p+
>>94
高分子は無理だと思うが分子量の小さな単純な分子なら分かる
実際星間ガス中には結構いろんな種類の有機分子が見つかってる
見つかった星間分子を、その分子を構成する原子数の順にリスト化したもの
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%96%93%E5%88%86%E5%AD%90%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
高分子は無理だと思うが分子量の小さな単純な分子なら分かる
実際星間ガス中には結構いろんな種類の有機分子が見つかってる
見つかった星間分子を、その分子を構成する原子数の順にリスト化したもの
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%96%93%E5%88%86%E5%AD%90%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
77:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 15:44:52.75 ID:CYvBLtPh << 83
【豆知識】「宇宙はラズベリーの匂いがする」NASAの研究者によって解明[12/07/25]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1343200438/
これと関連あるのかな?
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1343200438/
これと関連あるのかな?
83:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 17:52:02.87 ID:F4Zzp0Qj
>>77
ないだろ
ないだろ
まあ 小惑星の成分は隕石の燃えカスや望遠鏡などからのデータ
こうかもしれない って推察するだけだったのが
はやぶさが実際にサンプルをリターンしてきたのは とんでもなくすごいことなんだよな と尚更思った
【宇宙】米科学誌「Science」、小惑星探査機「はやぶさ」特別編集号を発行〜イトカワの誕生から将来が明らかに
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1314374412/
サイエンス誌の科学分野における今年の10大成果に「はやぶさ」が選ばれる
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1324682869/
こうかもしれない って推察するだけだったのが
はやぶさが実際にサンプルをリターンしてきたのは とんでもなくすごいことなんだよな と尚更思った
【宇宙】米科学誌「Science」、小惑星探査機「はやぶさ」特別編集号を発行〜イトカワの誕生から将来が明らかに
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1314374412/
サイエンス誌の科学分野における今年の10大成果に「はやぶさ」が選ばれる
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1324682869/
88:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 18:35:02.93 ID:W5G0NjW3
>>87
しかしISSの実験モジュールが数年前に捕えた塵の方がすごい発見してるんですけどね・・・
しかしISSの実験モジュールが数年前に捕えた塵の方がすごい発見してるんですけどね・・・
91:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 18:40:34.71 ID:BpQ7k+oF << 92
92:名無しのひみつ 2012/08/31(金) 18:56:01.01 ID:Y3skSeEs
>>91
科学的に言えば対象が異なる(月は現在はジャイアントインパクト説が主流、小惑星のような原始太陽系の生き残りではない)
技術的には自律制御(ソ連の月面車はラジコン同様、月以遠では通信に分単位のラグがあるので基本自律制御)
というところだな。
科学的に言えば対象が異なる(月は現在はジャイアントインパクト説が主流、小惑星のような原始太陽系の生き残りではない)
技術的には自律制御(ソ連の月面車はラジコン同様、月以遠では通信に分単位のラグがあるので基本自律制御)
というところだな。
101:名無しのひみつ 2012/09/01(土) 05:16:45.25 ID:ltiNbfYT << 104
前から疑問だったんだが、
遠く離れたところの物質の組成を
どうやって特定してるの?
遠く離れたところの物質の組成を
どうやって特定してるの?
>>101
どんな分子でも各結合ごとに振動や回転などエネルギー状態によって
固有の振動数の段階みたいなのが決まってて、センチ〜マイクロ〜ミリあたりの
波長の電波を観測すると、それぞれに応じた固有のスペクトルが読み出せる
(たとえば水分子の極性振動のひとつが2.4GHzで、これを逆に応用→電子レンジ加熱とか?)
詳しくは下の6pや14pを読むと、わかりやすいかも
電波天文学入門 (国立天文台 野辺山)
http://www.nro.nao.ac.jp/entry/learn/webbook/enjoy.html
どんな分子でも各結合ごとに振動や回転などエネルギー状態によって
固有の振動数の段階みたいなのが決まってて、センチ〜マイクロ〜ミリあたりの
波長の電波を観測すると、それぞれに応じた固有のスペクトルが読み出せる
(たとえば水分子の極性振動のひとつが2.4GHzで、これを逆に応用→電子レンジ加熱とか?)
詳しくは下の6pや14pを読むと、わかりやすいかも
電波天文学入門 (国立天文台 野辺山)
http://www.nro.nao.ac.jp/entry/learn/webbook/enjoy.html
107:名無しのひみつ 2012/09/01(土) 17:00:19.89 ID:4l2D+ppo << 108
>>104
>水分子の極性振動のひとつが2.4GHz
その言い方だと水の吸収スペクトルのピークが2.4GHzにあるように聞こえるが、そんな話は初耳。
「極性振動」なる言葉の意味も不明。
ソースはどこ?
>水分子の極性振動のひとつが2.4GHz
その言い方だと水の吸収スペクトルのピークが2.4GHzにあるように聞こえるが、そんな話は初耳。
「極性振動」なる言葉の意味も不明。
ソースはどこ?
108:104 2012/09/01(土) 19:46:35.47 ID:Ye0e5DY6 << 111
>>107
あーごめん、電波天文学・分子分光学とぜんぜん関係ない話題を混同してた。
電子レンジは、2.45GHzのマイクロ波で水分子(極性を持った振動子)に
エネルギーを与えて加熱するそうだけど、てっきりそれを
星間分子の回転や振動のエネルギー順位の遷移による吸収や放射と
同じ原理かと勘違いしてた。すみません
ソースは(というほどのもんじゃないけど) wiki の電子レンジとかマイクロ波加熱あたり
あーごめん、電波天文学・分子分光学とぜんぜん関係ない話題を混同してた。
電子レンジは、2.45GHzのマイクロ波で水分子(極性を持った振動子)に
エネルギーを与えて加熱するそうだけど、てっきりそれを
星間分子の回転や振動のエネルギー順位の遷移による吸収や放射と
同じ原理かと勘違いしてた。すみません
ソースは(というほどのもんじゃないけど) wiki の電子レンジとかマイクロ波加熱あたり
(>> ソース)
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